目標はノルマではない
目標管理は、自己管理に本質があります。
自ら自発的に目標を設定して取り組み、その結果の評価についても自ら行うことに特徴があります。
この点を踏まえて、目標管理の導入によって、支配のマネジメントから自己管理によるセルフマネジメントが実現できるのであり、
目標管理こそがマネジメントの哲学だと言えます。
目標管理の意味は、一人ひとりが属する組織の成長に貢献することを通じて個人としての成長につながる価値ある目標を、
主体性をもって達成する。これによって、組織と個人の成長を同時実現するものでした。
目標管理の本質をよりかみくだいて表現すれば、一人ひとりが、
「自分の活躍の場を創造し、それを上司がサポートする」ことに核心があるといえます。
従って、目標管理の本質といえる自己管理は、上位役職者が強制的にノルマを課し、
それに基づいて管理するものではなく、あくまでも自らの主体性と自発性に基づいて設定された目標によって自らを管理する。
つまりセルフコントロールするという意味が込められています。